ブラック情報とCRINシステムの
注意点は?
ブラック情報は、
「CRIN」というシステムによって、信用情報機関同士で
共有化されているという記事は前に書きましたよね。
でも、実は、このシステムは完璧ではないので、
注意が必要になるのです。
なぜ、CRINのシステムは
完璧ではないの?
「CRIN」というシステムが完ぺきではない理由は、
まず、「CRIN」は、「全情連」「CIC」「KSC」で
共有化されているわけですが、
この3つの機関のブラックリストの定義が
それぞれ異なることがあげられます。
カード利用による事故というものにも、
色々とあるんですね。
それから、事故情報はすべて自動的に「CRIN」によって
流されてしまうような印象を受けますよね。
でも、実際には、各機関によって、
これは出すけど、これは出さない
というようなことが行われているのです。
これは他の機関にお客(=加盟店)を奪われたくないから
といえるでしょうね…。
このような事情から、ブラックリストが共有化されているといっても、
それは一部に過ぎないと考えてよいと思います。
実際、全情連は、「任意整理」を事故情報としていますが、
これは「CRIN」では共有化していません。
「ブラックリストからはずしてあげる」
という悪徳業者には注意?
前置きが長くなりましたが、
「ブラックリストからはずしてあげる」
という悪徳業者は、ここをついてくるんですね。
「全情連」で任意整理した人に、
「ほかの信用機関のブラックリストからはずしてあげる」
といったらどうなると思いますか?
「CRIN」の実際のシステムこのことを知らない人で、
すべての情報が各信用機関に知られてしまっている
と思っている人だったら、どうでしょう?
「なんていい人たちなんだろう」
なんて感じてしまうのかもしれません
(とんでもないことです!)。
でも真実を知ってしまうと…
もともとほかの機関には知られていない情報なんですよね。
知らないということは恐ろしいですね。