消費者金融業者とクレジットカード会社の
他社利用の考え方は？
消費者金融（キャッシング）業者とクレジットカード会社の他社利用についての考え方は大きく異なるんですよね。
というのは、クレジットカード会社は「他社利用総額」を重視しているのに対して、消費者金融は「他社利用件数」を重視しているからなんです。
消費者金融（キャッシング）業者って
利用件数重視なの？①
クレジットカード会社が、
他社利用の利用総額を重視しているのは、
利用者ごとに利用限度額が異なるからです。
つまり、利用額や設定額が高額になると、
会社側のリスクがかなり高くなるからなんですね。
これに対して、消費者金融の方は、
通常は利用限度額は50万円まで
となっていますよね。
なので、他社利用件数がわかれば、
これによって利用者の信用度がある程度わかるわけなんです。
要するに、消費者金融は、他社利用件数を見て
「多重債務者」かどうかを判断しているんですね。
消費者金融（キャッシング）業者って
利用件数重視なの？②
信用度をみる場合、1社で50万円を借りている利用者と、
5社で合計50万円を借りている利用者では、
1社で50万円を借りている利用者のほうが
圧倒的に信用度が高いということがいえますよね。
1社で50万円を借りられる人というのは、
その人に50万円の信用がついているといえるわけです。
ですが、5社で合計50万円の人というのは、
その人には10万円（50万円÷5社＝10万円）しか
信用がついていないということになりますから…。
50万円必要だったけれど、10万円しか信用がつかなかったら、
次々と他社へ走ったわけですよね…。
ちなみに、消費者金融（キャッシング）業界では、
他社利用件数がゼロの利用者のことを
LEO（エル・イーオー）と呼びます。
LEとはレンダース・エクスチェンジ (Lenders Exchange) のことで、
要するに、 「全国信用情報センター連合会」加盟の
個人信用情報機関のことです。
他社利用件数が1ならLE1（エル・イー・イチ）と呼びます。