消費者金融(キャッシング)業界の
ジャンプとは?
消費者金融(キャッシング)業界でのジャンプというのは、返済日の返済金の一部を後日にジャンプさせる(繰越す)ことをいいます。
正式には、「利息一部払い」といいます。
ジャンプは危険なの?
ジャンプというのは、要するに、返済日に本来返済するはずの金額を全額返済しなくても、一部を返済すれば返済日が更新される、つまり延滞にならないということです。
一見、利用者から見るとありがたいようにも見えますよね。でも、これは、あくまでも返済を先延ばしにしたに過ぎませんので、かなり危険です。
次回返済額がその分増えますからね。
とはいえ、これを認めている消費者金融は実はあまり多くありません。業者側にとってもある意味リスクがあるからでしょうか。
認めている消費者金融でも、継続してこれを認めているところはないようです。
ジャンプは本当にその場しのぎに過ぎませんので、あくまでも知識として知っているという程度に留めておくとよいでしょう。
ジャンプはなぜ何回もできないの?
基本的にジャンプは1回のみですが、これは利用者保護に他ならないんですね。毎月続けてジャンプしていたら、元金は永遠に返せませんから。
実際、返済可能なのが利息の一部のみだったら、翌月からは利息にも更なる利息がかかってくるわけで、借金はどんどん膨らんでいってしまいます。
消費者金融側からすると、すでに元利返済が難しい利用者は要注意のお客さんですから、ジャンプを繰り返して利息が複利で膨れ上がっていっては、いずれ破産するのは目に見えているわけです。
破産となれば、これまで貸金がすべて損失となってしまいますから、それを防ぐ意味でも何度もジャンプをさせないようにしているのです。